preタグ
preは、改行やスペースなどを含め内容をそのまま表示するタグです。
解説
HTMLソース上に改行や半角スペース、タブなどがあってもブラウザに表示する時はそれらは完全には反映されません。例えば、改行は無視されますし、半角スペースやタブは1つでも複数並んでいても1つの半角スペースとして表示されます。
preタグを使うと、preタグで囲われた内容は改行や半角スペース、タブ文字などがHTML文章上にコーディングされたとおりに表示されます。
コンテンツ・モデル
カテゴリー (自カテゴリ) | フロー・コンテンツ |
コンテキスト (親カテゴリ) | フロー・コンテンツを許可する場所 |
コンテンツ・モデル (子カテゴリ) | フレージング・コンテンツ |
属性
preタグには以下の属性が指定できます。
属性 | 説明 |
---|---|
class | クラスを指定する (例)class="hoge" |
id | IDを指定する (例)id="foo" |
style | スタイルを指定する (例)style="color:red;" |
その他のグローバル属性値については、グローバル属性をご覧ください。
サンプル
preタグを使った場合
<pre>
みかん 100円
りんご 200円
ぶどう 300円
</pre>
みかん 100円 りんご 200円 ぶどう 300円
brタグを使わなくても改行されて表示されます。
(参考)pタグを使った場合
<p>
みかん 100円
りんご 200円
ぶどう 300円
</p>
みかん 100円 りんご 200円 ぶどう 300円
改行は無視して横一列に表示されます。
備考
- preは「preformatted text」(整形済みテキスト)の略です。
- preは内容をそのまま表示しますがタグは解釈されます。
(例えば、pre内で<br>と書くとその場所で改行されます。) - タグをタグの文字列のまま表示したい場合はHTMLエンコードする必要があります。
(例:< → <、> → > など) - タブのインデントもそのまま表示されてしまうためご注意ください。
- preはブロック要素のため、前後に改行が入ります。
関連項目
- code:プログラムソースコードであることを表す