rpタグ
rpは、rubyタグの子要素として、rubyタグに非対応ブラウザ向けの内容を指定するタグです。
解説
ruby、rt、rpタグの動きとしては、rubyタグ非対応のブラウザでは内容がそのまま表示されます。
rpタグは、rubyタグ対応ブラウザではrpタグの内容は無視されるので表示されません。
結果として、rtタグで指定したルビの外側を「<rp>(</rp>」、「<rp>)</rp>」で囲んでおくと、対象文字列の後ろにルビがカッコ付で表示されるようになり、rubyタグ非対応のブラウザでも見栄え良く表示されます。
(例)北海道 → 北海道(ほっかいどう)
コンテンツ・モデル
カテゴリー (自カテゴリ) | なし |
コンテキスト (親カテゴリ) | rubyタグ |
コンテンツ・モデル (子カテゴリ) | フレージング・コンテンツ |
属性
rpタグには以下の属性が指定できます。
属性 | 説明 |
---|---|
class | クラスを指定する (例)class="hoge" |
id | IDを指定する (例)id="foo" |
style | スタイルを指定する (例)style="color:red;" |
その他のグローバル属性値については、グローバル属性をご覧ください。
サンプル
rubyタグ非対応ブラウザにも対応した表記
<ruby>
北海道<rp>(</rp><rt>ほっかいどう</rt><rp>)</rp>
</ruby>
北海道
rubyタグが非対応のブラウザだと以下のように表示されます。
北海道(ほっかいどう)
備考
- rpは「ruby parentheses」(ルビ括弧)の略です。
- 2019年現在、世の中のほとんどのブラウザはrubyタグに対応しているため、rpタグは省略しても問題になることはほとんどありません。